2015年に採択されたパリ協定、2030年度温室効果ガス排出削減目標などにより、国や自動車メーカーも今後一層電気自動車へのシフトを進めていくと考えられます。多くの自動車メーカーは2016年以降に新たな電気自動車を発売予定であり、今後さらに利用者が増えることが予想されています。それに伴い、充電器の普及が進められており、政府も補助金などでこれを支援しています。
今熱い! 電気自動車(EV: Electric Vehicles)
ガソリンの代わりに電気を使って走る車のこと。環境に優しく、ガソリン車と比べてランニングコストが低い点などから、近年注目が集まっています。
世界各国で、ガソリン車からEVへの転換を促す政策が打ち出されています。
●インド:2030年までに国内で販売する自動車を全てEVにする
●中国:2019年以降、一定の割合のEVなどの製造・販売を義務付ける
●イギリス:2040年以降、ガソリン車やディーゼル車の販売を禁止
●フランス:2040年以降、国内でのガソリン車やディーゼル車の販売を禁止
日本政府も、クリーンエネルギー車や充電インフラに補助金を出し、環境に優しいインフラ整備を進めています。
また、自動車メーカーもEV開発を進めたり、EVを主軸に展開していくことを発表しています。
●トヨタ自動車:トヨタとマツダ、デンソーの3社が電気自動車(EV)開発のための新会社を設立
●日産:2017年10月に新型リーフを発売
EV充電器の種類
ゆっくり充電 普通充電器
一般家庭など、長時間駐車する場で使う充電器です。車種にもよりますが、3~15時間程度でフル充電できます。
※充電時間は車の蓄電池量、充電器の出力、 充電環境等により異なります。
充電器本体も比較的お求めやすい値段で、工事も簡単なことが多いです。
一例 | 本体価格:40万円 |
工事費:50万円 | |
補助金により実質30万円負担 | |
※補助金の適用には一定の条件があります。 |
スピード充電 急速充電器
商業施設や公共施設などの、駐車時間が短時間になる場合におすすめの充電器。
15~30分程度で80%充電できます。
50kw以上の場合、高圧受変電設備の設置、
電力会社との動力契約等が必要となります。
短時間で充電できることは電気自動車ユーザーにとって大変ありがたく、需要が高い
ので、集客力UPなどに効果的です。
一例 | 本体価格:200万円 |
工事費:250万円 | |
補助金により実質150万円負担 | |
※補助金の適用には一定の条件があります。 |